脳を活性化させるには運動が良いとされています。運動による脳への効果について、最近の研究報告をまとめました。脳によい栄養をとりつつ、運動を行うことで脳機能を活性化させましょう。
頭を良くしたいなら、まず運動を
運動による主な脳の活性化効果
- 脳の血流増加(集中力・学習効果アップ)
- 認知症予防
- 脳細胞を増やし、思考力を上げる
- ストレスに強くなる
運動と脳細胞増加についての研究報告
DIAMOND Onlineより引用
運動が脳トレになる理由(わけ) 神経栄養因子が増加秋のランニングシーズンなので運動に関する話題を。有酸素運動が心身に好影響することは様々な研究で確認されている。脳への影響もそのひとつ。ただ、肝心要の「どんなメカニズムで脳の健康によいのか」が今ひとつ解明されていなかった。しかし、どうやらその一部が明らかになりつつある。運動が脳トレになる理由(わけ) 神経栄養因子が増加
有酸素運動が心身に好影響することは様々な研究で確認されている。脳への影響もそのひとつ。ただ、肝心要の「どんなメカニズムで脳の健康によいのか」が今ひとつ解明されていなかった。しかし、どうやらその一部が明らかになりつつある。米国がん研究指定がんセンターでもある「ダナ・ファーバーがん研究所」からの報告。
(中略)
脳の中ではイリシンが脳由来神経細胞因子(BDNF)を増加させることがわかってきた。BDNFは、いわゆる「神経栄養因子」で、神経細胞の分化・成長に関係するほか、シナプスを伸長させる働きがある。うつ病や統合失調症、アルツハイマー病など脳神経系の疾患ではBDNFの減少が確認されている。
運動とストレス耐性についての研究報告
「最新健康ニュース|海外の健康関連ニュース」より引用
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運動によって不安感の原因物質が増加するのに、運動に抗不安効果のある理由が明らかに
(2013年7月) プリンストン大学の研究によると、運動によって脳が再編されて、ストレスへの耐性が増加し、不安が通常の脳機能に干渉しにくくなります。
(中略)
運動をしていたマウスにおいては、興奮性のニューロンを抑止する抑制性ニューロンの活性が増大するなどストレスに対する反応が制御されていることが、脳に表れたあらゆる兆候から明らかでした。 同時に、運動をしていたマウスではニューロンから放出される神経伝達物質であるガンマアミノ酪酸(GABA)量が増加していました。 GABA には、神経の興奮を抑える作用があります。 また、GABA がシナプスに放出される際の入れ物である小胞の材料となるタンパク質の量も、運動をしていないマウスよりも、運動をしているマウスに多く存在していました。
脳活性化にオススメの運動はコレ!!
①ウォーキング
②ヨガ
最後に、ご参考までに脳と運動について記載の書籍の中で、『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』はバイブル的名著なのでご紹介しておきます。