[サプリの疑問] いつ飲んでも効果は変わらないの?

サプリのノウハウ

サプリメントの飲むタイミングについては、一度は悩んだ経験があると思います。いつのんでも、効果は同じでしょうか?もしかしたら、あなたのサプリメントの飲み方は間違っているのかも…。

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サプリメントはいつ飲んでも効果は変わらない?

助手さん
こんにちは!! 助手です!!
トーコ先生
こんにちは。トーコです。いきなりですが、タイトルの答えは「変わる」です。
助手さん
ちょ、もうちょっと引っ張りましょうよ。「ファイナルアンサー?」とか。
トーコ先生
それに何の意味があるのよ。
トーコ先生
実はこの誤解の原因は、国内サプリメントの用法記載方法にあります。

日本では薬事法で、薬とサプリメントを明確に分けるために、サプリメントを食後/食前/空腹時など飲むタイミングが記載できません。

よってサプリの記載は「12歳以上を対象に1日2錠を目安」という様なあいまいな記載しかしておらず、この2錠をいつ飲むかまでは記載していません。記載していないならいつ飲んでも良いのでは? という感じですが、実は大きな落とし穴が…..。

落とし穴というのは空腹時のことで、空腹時にサプリメントを飲むと、以下のように効果が激減する場合があります。

  • ビタミンA, D, E, Kといった脂溶性ビタミンやオメガ3脂肪酸(DHA,EPA)は、胃で脂肪分が吸収するときに一緒に吸収されるので、胃が空の時は吸収率が落ちる
  • 空腹時は、胃酸は食後よりも強い酸性状態になっており、水溶性ビタミンでもビタミンCなどは破壊される
  • 空腹時に飲むと胃が荒れたり、吐き気を催すこともある

などなど、空腹時のサプリの摂取は注意点が多いです。

効果が現れるまでの時間を短くするために、漢方やハーブといった分野では空腹時に飲むこともありますが、あくまで効果が表れるまでの”時間”であって、とれる栄養成分に変わりはないです。

助手さん
せっかくサプリメントをとるんなら、効果的にとりたいですね。

 

サプリメント大国のアメリカでは?

トーコ先生
今度はサプリメント大国のアメリカについて見てみましょう。
助手さん
アメリカはなんたって、サプリメントが国民食なようなものですもんね。
トーコ先生
アメリカの方から怒られるわよ。
トーコ先生
アメリカで販売されているサプリメントは、実は飲むタイミングが明記されているんです。

 

【例 1】

Take 1 capsule per day with a meal or as directed by your qualified healthcare professional.

:1日に1カプセルを食中[食後]に飲むか、かかりつけ医の指示に従ってください)

【例 2】

Take 2 capsules 1 to 2 times daily as needed.

:必要に応じて[いつでも良い]、毎日2カプセルを1〜2回を飲んでください)

【例 3】

Take 1 capsule daily with a meal. Do not take this product on an empty stomach.

:毎日1カプセルを食中[食後]に飲んでください。決して空腹時に飲まないでください)

 

例1はビタミン系をはじめとして、幅広いサプリメントで目にする構文です。空腹時でデメリットがある可能性があるものに、記載されています。

例2は漢方やハーブ系のサプリに記載されていることが多いです。空腹時に飲んでも、デメリットが少ないことを示しています。

例3は空腹時に飲むと、強い副作用をもたらす可能性があるものです。例の構文はアメリカ大手サプリメーカーNow社の、EGCG(エピガロカテキンガレート)というサプリのものです。おそらく、EGCGの空腹時摂取で、肝障害を引き起こす可能性が指摘されているからでしょう。

 

助手さん
へ~、アメリカのサプリメントは、しっかり記載されてるんですね。
助手さん
アメリカは飲むタイミングなんて気にしない、大雑把な人が多いかと思ってました。
トーコ先生
だから、アメリカの方から怒られるって!!
トーコ先生
アメリカは同時に訴訟大国でもあるので、訴訟を起こされないように、各サプリメントに適切な用法がしっかり明記されているんです。
トーコ先生
国やメーカー頼みにせず、自分で調べて考える癖をつけるようにしましょう。それもまた、脳機能向上のトレーニングになりますから。

 

※2016年5月時点の情報です

 

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