スタミナ源として人々に愛されているニンニクですが、脳に対しても大きな効果があります。マウスをつかった研究でも、その効果は証明されており、強壮に加えて脳活性化のためにニンニクはとても重要な食品です。各社からサプリメントも販売されていますので、手軽に摂取できるのも良いですね。
ニンニクが脳の神経突起を増やす その驚くべき効果とは
スタミナ源として有名なニンニクですが、脳のシナプス(神経突起)を増やす効果が近年の研究で明らかになってきています。シナプスが増えると脳内での情報伝達がスムーズになり、学習効果があがったり、頭の回転が速くなったりします。
にんにく大辞典より引用
にんにくは学習能力の向上と脳の萎縮を抑制 | にんにく大辞典1998年にカリフォルニア州で開催された「にんにく国際会議」で、東京大学薬学部の西山信好准教授(当時)は「にんにくは脳の萎縮を抑え、学習能力を高める」と発表、注目を集めました。マウスの脳においては、にんにくが脳細胞の生存率を高め、神経突起の...にんにくの効果・効能 「学習能力の向上」
(前略)
学習能力の向上と、脳の萎縮を抑制する作用がにんにくにあることをつきとめたことで、西山信好准教授らは、にんにくの成分は脳細胞の生存率を高め、情報を伝達する神経突起(シナプス)の分岐数を増やすのではないかと推定しました。そこで、マウスの脳の神経細胞に熟成にんにく抽出液を加え、48時間後に細胞の数や神経突起の数を測定したところ、にんにくを加えたマウスの神経突起の分岐数は2倍に増えていました。これは、脳の回転がよくなったことを意味します。脳細胞の生存率でも1.5倍伸びていました。
さらに人間がもつ活性酸素除去能力を向上させる効果もニンニクはもっており、ストレスや疲れから脳や体を守る力も持っています。そして、神経伝達物質であるアドレナリンを放出させる効果もあるので、頭の回転アップが期待できます。
同時に血流やエネルギー代謝もアップさせるので、強壮や疲労回復などの効果や、がんや高血圧、動脈硬化、脳卒中などの病気の予防効果もあります。
ニンニクのサプリ的 ☆重要度☆
前述した通り、ニンニクには脳のシナプスを増やし、脳内の情報伝達をスムーズにするのと同時に、アドレナリンの放出量を増加させて頭の回転をアップさせます。
また、活性酸素の除去や疲労回復効果など脳や体を疲労やストレスから守るパワーも持っています。特に体に対してですが、がん予防に最も効果がある食物として知られているほど、病気に対する予防効果は全食物中No.1と言っても過言ではありません。その免疫力を高める効果は「デザイナーフーズ・ピラミッド」の頂点に君臨するほどです。
そしてニンニクには、脳の神経伝達物質を正常化させたり、エネルギー代謝を高めるビタミンB1が多く含まれています。なおビタミンB群は水溶性で、過剰に摂取したとしても体外に排出させるので、他にマルチビタミンやビタミンB群のサプリメントを摂っている方も安心です。
ニンニク サプリメント選びのポイント
おすすめサプリ
Wakunaga – Kyolic, Agedニンニクエキス 300カプセル
大手サプリメント販売会社のi-Herbにて、世界中のサプリ愛好家から注文される人気サプリメントですが、なんと販売メーカーはWakunaga(湧永製薬株式会社)という、れっきとした日本の製薬会社です。
しかし、このサプリメントは国内では販売されておらず、代わりにキヨーレオピンネオというニンニク抽出液を使った滋養強壮剤が国内では販売されています。ですので、このサプリメントを買うためには、i-Herbなどから輸入するしかありません。
ニンニク系のサプリメントで、私は一番効果が実感できた商品でした。蓋の開けて中の臭いを嗅いでみると、ニンニク臭がすごいします。ところが、メーカー説明文にもあるとおり、正真正銘、無臭ニンニクを使用しており口臭は全くしません(不思議…)。
欠点は1日2回、2錠ずつ飲むことが、メーカーの推奨量ですので案外多いです。ちなみに私は、昼食と夕食時に2錠ずつ飲んでいます。