[ニュース]子供の脳を発達させるコツはこれ!! 研究で明らかになったその方法

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親にとって自分の子供には賢く育ってほしいと願うものです。今回は子供を賢く育てるために重要な事を、近年の研究報告と合わせてご紹介します。お子さんが生まれた際は、是非ご参考にしてください。

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あなたの子供を賢く育てるために大切なこと

助手さん
こんにちは!! 助手です!!

トーコ先生
こんにちは。トーコです。本日はいつもと趣向を変えて、賢い子供を育てる子育て方法についてご紹介します。

助手さん
どうせ英才教育が必要なんですよね? 一般家庭には敷居が高いですよ~。
トーコ先生
いいえ。無理な英才教育は過度のストレスを子供に与えてしまうから、教育方法としてはちょっとナンセンスね。
トーコ先生
脳に詰め込むのではなく、脳を発達させる育て方をお勧めするわ。

自分の子供に英才教育を施す親が最近は多いです。自分の子供の将来を思ってのことで、「三つ子の魂百まで」と言われるとおり、幼少期の教育はとても効果が高いのは事実です。

ただし過度の詰め込みは強いストレスにより子供の脳細胞を破壊することにつながり、特に脳が成長しているときに受けるダメージはとても深刻です。ストレスにより最もダメージを受ける脳の部位は海馬と前頭前野で、結果として成人になってから以下のような影響がでる可能性があります。

  • 記憶力の低下
  • 臆病になってコミュニケーション能力が低くなる
  • 感情のコントロールが下手になる
  • うつ病になりやすくなる

幼少期は脳をはじめとして、体の重要な器官が成長する大切な期間です。その成長を後押しすることが、脳などが十分に成長した段階で大きな差となって現れる事を忘れないでください。

脳を発達させる幼少期の子育て方法とは?

助手さん
強いストレスが幼少期には大敵って分かりましたけど、どうやって子育てしていけば脳が発達するんです?
トーコ先生
それでは具体的に幼少期での子育てのポイントを 研究結果も交えつつ以下に記載するわね。
①母親は子供に関心を寄せ、サポートを怠らない

現代では共働きでなかなか子供にかまってあげられない母親や、育児自体を放棄してしまう「ネグレクト」を行う親も増えてきています。しかし母親の子供に対する愛の大きさが、脳の発育と大きく関係しているという研究報告があります。

WooRis(ウーリス)※ より引用

※2017年10月4日よりWooRisはKufura(クフラ)に統合されました

kufura(クフラ)小学館公式
「kufura(クフラ)」は仕事と家庭、どちらも大切にしながら忙しい毎日を送る女性のためのWebメディアです。 (小学館公式)10分を最高に有意義にするための、ちょっとした「仕事」「家事」「生き方」のヒントを、動画や記事でお届けします。

わが子の「脳の成長」に2倍の差が!ママに求められる対応力は何か

(前略)

■未就学のときに母親の愛を受けた子どもほど脳が成長する

2人目、3人目の子どもができたり、母親自身も仕事に復帰したりすると、なかなか子どもを構ってあげられない時間も増えます。しかし、子どもが学校に入るまでは、ちょっと踏ん張りどころかもしれません。

米ワシントン大学の研究者は127人の子どもの脳を、就学時点から思春期の初期にわたって、異なるタイミングで3回スキャンしたそうです。

その結果、就学前に母親の愛や関心、サポートをたっぷり受けていた子どもほど、子どもの“海馬”と呼ばれる脳の一部の発達が、最大で2倍以上も違っていたと確認されたそう。

東大や有名大学に合格する子供は、幼少期の勉強はリビングで家族と一緒の空間で行っていた人が多いです。親と話しながら、あれこれ考えることは脳の成長を促します。親、特に母親の子供への会話や対応が、何よりも脳の発達には欠かせないのです。

②栄養バランスの良い食事、特に魚を多く摂るようにする

基本的なことですが、とても大切なことです。脳の成長スピードは12歳でピークをむかえます。脳に必要な栄養素が少ないと、脳の発達に悪い影響を与えてしまいます。最近はインスタント食品が食卓にならぶ機会が多く、野菜や魚、良質なタンパク質が不足気味です

特に魚からとれるDHAが脳の成長過程で不足すると、発達障害につながる可能性も指摘されています。インスタント食品を多用せず、自然食品で脳に栄養を届けてあげましょう。

マイナビニュース テクノロジーより引用

魚を食べると本当に頭は良くなるのか? - 脳に必要な栄養素「DHA」の秘密
魚を食べると頭がよくなる、といった話が日本では10年以上も前から何度も話題になっている。果たして、それは本当なのだろうか?。ちょうど味の素が4月2日に、魚に多く含まれるDHAに関するセミナーを開催しており、その中で、オックスフォード大学のAlex Richardson上席研究員が、子供の脳とDHAの関係性について、どう...

魚を食べると本当に頭は良くなるのか? – 脳に必要な栄養素「DHA」の秘密

(前略)

こうしたDHAの欠乏が、日本でも近年社会問題として取り上げられるようになってきた発達障害/行動障害である「注意欠陥・多動性障害(Attention Deficit Hyperactivity Disorder:ADHD)」と関連している可能性がでてきている。ADHDは、米国でも10%の子供に症状が確認されており、英国でも7%の子供が当てはまるという。また、ADHDと重なる症状として、失読症や統合運動障害、自閉症スペクトラムなどがあり、それらに該当する人も含めるとかなりの数となることが想像できるだろう。

(中略)

そうした仕組みの解明に向けた同氏の研究チームが2013年にPLoS One(現PLOS ONE)に発表したDHAと学習および行動に関する研究では、長鎖オメガ3脂肪酸の血中濃度と英国の小児の認知能力や行動の低下には関連性が見られたという報告がされている。

③脳の成長には運動が欠かせない

このサイトでも運動と脳の関係は何回か触れています。特に脳が成長過程の子供にとっては、運動こそが最高の脳トレとなります。

あなたの健康百科より引用

運動するほど子供の学業成績が向上―オランダ研究|あなたの健康百科|Medical Tribune
オランダ・アムステルダム自由大学医療センターのAmika Singh氏らは、これまで行われてきた研究の評価を行い、「子供の身体活動(運動)の度合いが高いほど、学業成績も向上することが分かった」と、米医学誌「Archives of Pedi

運動するほど子供の学業成績が向上―オランダ研究

オランダ・アムステルダム自由大学医療センターのAmika Singh氏らは、これまで行われてきた研究の評価を行い、「子供の身体活動(運動)の度合いが高いほど、学業成績も向上することが分かった」と、米医学誌「Archives of Pediatrics & Adolescent Medicine」(2012; 166: 49-55)に発表した。

(中略)

その結果、「最良の研究結果を統合すると、身体活動量が増加すると学業成績が向上し、逆に活動量が下がると成績も低下することを示す強力なエビデンス(根拠となる研究結果)が得られた」(Singh氏ら)。

また運動による程よい疲労感は良質の睡眠を促すので、それも脳の発達に寄与します。それと同時に、運動は成長ホルモンの分泌を促す点でも、脳や体の発育にとても重要です。ストレスも解消されるので、勉強の息抜きには運動をさせましょう。

まとめ

助手さん
子供に賢くなってほしかったら、「教育」以上に脳や体の「発育」が重要ってことですね。
トーコ先生
そうですね。「地頭が良い」とか「天才」とかよばれる子供は、結局、脳がそれだけ発達しているって事ですから。
トーコ先生
親は子供に夢を託すのと同時に、子供の成長を願っていってくださいね。

子供の脳の発育に重要なこと

  1. 幼少期の親のサポートや関心が脳の成長を促す(勉強はリビングでやる)
  2. 脳の成長に必要な栄養をしっかり摂らせる(特にDHAが不足すると発達障害につながる可能性あり)
  3. 脳が成長過程の子供にとって、運動は最高の脳トレ
助手さん
子供の教育を考える前に、まず結婚しなきゃですけどね。
トーコ先生
それは言わないお約束よ。
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