音読をすると脳に良いとよく聞ききますが、皆さんは音読を積極的に行っていますか?音読は最強の脳トレと言っても過言ではありません。その驚くべき効果を、近年の研究報告と合わせてご紹介します。
驚くべき音読の脳に対する効果
「社会人にもなって音読なんて..」と音読を敬遠されている方は大変もったいです。音読は簡単にできて、多くの効果が得られるパフォーマンスに優れた脳トレです。特に頭の回転や判断力など、社会人が必要なスキルを音読で伸ばすことができます。
特に1日中パソコンに向かって人となかなか会話をしない仕事の方は、頭の回転が鈍って、いざ会話をするときに中々言葉が出てこないようなことがあるかと思います。ライバルに差をつけるためには、家に帰ってから脳トレなどで衰えている可能性が高い脳の部位を鍛える必要があるのですが、音読は科学的にも認められている有効なトレーニングなのです。
PRESIDENT Onlineより引用
脳の権威が実証! 子供の頭をよくする音読&褒めワザ近年「音読」の効果についてかなり研究が進んでいる。脳が活性化するというが、子供にとって「音読」はさらなるチャンスになるという。脳の権威が実証! 子供の頭をよくする音読&褒めワザ
音読が脳を鍛えるのになぜ有効かについては、近年かなり研究が進んでいます。まず、音読をすることにより、大脳のさまざまな分野がいっぺんに活動することがわかっています。これは「見る、聞く、話す」という3つの動作を同時に行うためで、認知速度、つまり“頭の回転”や物事の判断や予測の力を養うトレーニングになります。また、脳がより働きやすくなり、音読直後の記憶の容量が20~30%増えることもわかっています。
近年の研究で続々明らかになる音読のパワー
音読の脳に対する研究は世界各国で行われており、音読の効果が続々と報告されています。科学的に、これだけ脳に対する有効性が報告されている脳トレは、他に無いのではないでしょうか。
IT media Health Careより引用
活字中毒者大勝利?読書が健康に良いことが研究で明らかに活字中毒者大勝利?読書が健康に良いことが研究で明らかに
(前略)
「本を読むと頭が良くなる」とは良くいわれることですが、これも科学的に証明されています。例えば2013年に米国誌『Brain Connectivity』に掲載された論文では、小説を読むことで脳が刺激され、「論理的な考え方」の発達を促すことがfMRIを用いた実験によって明らかになりました。
さらに脳科学が専門の東北大学教授・川島隆太氏は、ある地域の高齢者に毎週1日10分から15分間の音読と計算を半年間続けてもらうという実験を実施。するとコミュニケーション能力や意思決定、モチベーションなどをつかさどる「前頭前野」という部分の働きが良くなったのです。同氏は読書と脳の関係についてさらなる研究を進めています。
リアルライブより引用
集中力欠如、物忘れの不安を解消 脳を鍛え直すトレーニング法(1) | リアルライブこれまで、MRIなどで延べ1万人以上の脳の画像を見てきた久富茂樹医学博士が言う。 「50歳を境に脳は老化していきますが、特に危ないのは男性です。脳には感情を司る部分、思考に関する...集中力欠如、物忘れの不安を解消 脳を鍛え直すトレーニング法(1)
(前略)
ある専門家はこう言う。
「脳科学を研究している者から言わせると、脳を鍛えるべき部位は、まずは『前頭葉』と同時に『海馬』や『右脳』になります。他の部位も大切ですが、とりあえずこの三つを押さえておけば安心という事になります」(中略)
しかし、一番のオススメは音読だという。文字を読みながら声も出すこと。これで視覚、聴覚、体性感覚(ノドやアゴ、顔の筋肉)といった感覚器官が使われ、耳から自分の声が入ってくると、しっかりと集中し記憶力が倍増することは間違いないという。