CMなどで最近よく見かけるようになったコエンザイムQ10ですが、美容だけでなく脳機能改善の効果も報告されています。認知症予防効果も最近の研究結果で明らかになってきました。
コエンザイムQ10の脳機能に対する効果とは?
認知症予防の研究では、コエンザイムQ10の投与で脳内の酸化ストレスの低減と、認知症の原因とされるアミロイドβ42の減少が認めれました。ストレス社会で、常に活性酸素に脳がさらされている現代社会には、重要な栄養素といえるのではないでしょうか。
思考力の低下や身体の疲労感が長期間続く、慢性疲労症候群にも効果があるとされます。慢性的な疲労については、まだ研究が始まったばかりで、定義すらあいまいな状態です。そのなかでコエンザイムQ10の摂取は、効果をあげているとの報告があります。それはミトコンドリアというエネルギー生産を行っている場所があるのですが、そこでのエネルギー生産にはコエンザイムQ10が必要だからです。
この慢性疲労症候群で思考力が鈍っている方は、コエンザイムQ10が大変有効なサプリメントになってきます。
副作用に関してもコエンザイムQ10に対しては報告があまりなく、安心して摂取できます。
コエンザイムQ10のサプリ的 ☆重要度☆
コエンザイムQ10の強みは、なんといってもその強い抗酸化力です。コエンザイムQ10は30歳ごろをピークに減少していくので、30歳過ぎの方、特に中高年の方は是非とも取り入れたいサプリメントです。
また慢性的な疲労感からくる思考力の低下に悩んでいる方は、その改善に大きな期待が持てます。慢性的な疲労感は精神を少しずつ蝕んでいき、行く行くはうつ病などにもつながるので注意しましょう。
まだ20歳台で「疲労感とは無縁だ!!」とエネルギッシュな方には必要ないサプリメントですが…。
コエンザイムQ10 サプリメント選びのポイント
コエンザイムQ10のサプリメント選びのポイントは、なんといっても「還元型」を選ぶことにつきると思います。
コエンザイムQ10のサプリメントには2種類あり、「還元型」と「酸化型」とがあります。しかし、体の中のコエンザイムQ10の比率を調べてみると、なんとほとんどが還元型で占められています。では酸化型をとるとどうなるかというと、体の中で還元型に作り替えてしまうんだそうです。
この酸化型→還元型に作り替える工程が厄介で、どうしても生産される還元型の割合が少なくなってしまうのです。せっかく100mgのコエンザイムQ10を摂っても、からだに有効な還元型に変換された時点で、50mg分とか30mg分とかに減ってしまうんです。その減少割合はストレスが高いほど、高齢である程大きいとされています。
コエンザイムQ10の効果をフルに発揮するために、ぜひ「還元型」のサプリメントを選択してください。
もちろん信頼のあるメーカーから購入することもお忘れなく。そして、最近、コエンザイムQ10ブームであることから、ありえない価格で販売しているサプリメントも見かけます(特に還元型のもの)。長期間飲んでいくものなので、適正価格のものを選択しましょう。
ポイントまとめ
①還元型のコエンザイムQ10であること
②信頼のあるメーカーのもの
③適正価格であるもの
おすすめサプリ
- 製品名から分かる通り、還元型のコエンザイム
- 世界トップシェアである”カネカ”のコエンザイムQ10を使用しており、信頼性は十分
- Amazonで1か月分が約2,000円と、還元型にしては手が出しやすい金額(2016年5月現在)