脳に効果があるとして、企業家をはじめとして世界中の知識人が実践している瞑想。その最新の研究ではどのような結果が出ているのでしょうか。ニュースで取り上げられていた、興味深い研究結果を紹介します。
瞑想で得られる効果とは?
瞑想で得られる主な効果
- 精神安定
- ストレス軽減
- 記憶力、集中力向上
- 創造性を高めるなど、脳を活性化させる
- 脳の灰白質(大脳皮質)を増加させる
- 前向きな性格になる
瞑想の最新の研究結果
MAG2 NEWSより引用
脳トレよりもヨガ・瞑想。最新研究でわかった「認知症」予防効果 - まぐまぐニュース!世界的に止まらない高齢化の流れの中で、認知症の克服は現代医療のメインテーマとなっています。そんな折、ヨガや瞑想が認知症の予防や進行を遅らせる効果があるという研究結果がアメリカで発表されました。 脳トレゲームやパズルはもう古い? 名前や人の顔...脳トレよりもヨガ・瞑想。最新研究でわかった「認知症」予防効果
Lavretsky氏のチームでは、55才で記憶力に問題があるとされた25人の協力者に対して、ヨガや瞑想と記憶力トレーニングの効果を調べました。
(中略)
25人は2つのグループに分けられました。
11人は記憶力増進トレーニングを週に1時間、そして科学的に証明された方法にもとづいた、言語および視覚で顔や名前、リストなどを記憶してそれを試すといったことを1日20分行うグループ。
残りの14人はクンダリーニヨガのクラスを1週間に1時間行い、キルタン・クリヤ瞑想を毎日自宅で20分行うというものです。
この研究で分かったことは、12週間後どちらのグループも歩行中や運転中に場所を思い出したり、道順を理解するのに必要な言語記憶については、同じような効果が見られました。
しかし、ヨガと瞑想を行ったグループでは、鬱や不安といった感情がより少なくなり、対処能力やストレス耐性が向上していたのです。
Gigazine Newsより引用
瞑想はプラセボ効果ではなく科学的に脳を変えることが初めて判明「ストレスが減る」「疾病のリスクが減る」などの効用がうたわれる瞑想が近年注目されており、スティーブ・ジョブズが実践していたり、Googleが社内研修で取り入れたりしています。一方で、科学的見地から十分な根拠が示されることが少なかった瞑想です...瞑想はプラセボ効果ではなく科学的に脳を変えることが初めて判明
研究を率いたのはカーネギーメロン大学のヘルス&ヒューマン・パフォーマンス研究所の代表であり心理学准教授のJ.David Creswell氏。瞑想の研究で難しいのはプラセボ効果の影響があることですが、今回の研究では、被験者を「正しく瞑想の方法を学んだチーム」と「正しく瞑想の方法を学んだと思っているが実際は間違った方法を教えられたグループ」に分けて行われました。
(中略)
3日後、参加者全員が研究者に「気分がリフレッシュされ、失業のストレスに耐えるのに役立った」と語りましたが、脳スキャンの結果、脳のうちストレス耐性に関連する部位が活発化し、その他のエリアが穏やかだったのは、正しい瞑想の方法を学んだグループのみでした。さらに4カ月後、正しい瞑想の方法を学んだグループは、瞑想を続けている人が少なかったにも関わらず、ニセの瞑想を学んだグループよりも血液検査で炎症のレベルが低いという結果になりました。