テレビゲームといえば、今までは「ゲーム脳」と揶揄され、頭が悪くなる要因の一つとして扱われてきました。しかし、最近の研究では、ゲームが脳機能向上に効果があるとの結果が多く報告されています。
テレビゲームをすると本当に馬鹿になるの?
Hazard labより引用
302 Found※現在は上記URLは使われていません(2021年7月25日)
長時間のゲーム 脳や言語知能の発達に悪影響 MRIで解明 東北大・川島教授
東北大・加齢医学研究所の川島隆太教授らのグループは、一般から募集した悪性腫瘍などがない健康な子供240人(男:114人/女:126人)を対象に、ゲームのプレイ時間などを聞き取り、知能検査や脳のMRI撮影を実施。
(中略)
その結果、平日ゲームを長時間プレイする子供ほど、言語知能の発達に遅れが見られ、2回目の調査時にはこの傾向が一層強くなっていることが明らかになった。さらに認知行動をつかさどる前頭前皮質や、学習や記憶に関わる尾状核や海馬など脳組織の発達とも負の相関性が示されたという。
テレビゲームで脳機能が向上することが判明
ギズモード・ジャパンより引用
3Dゲームは頭によい? マルチタスクと思考力・記憶力を向上させると発表3Dゲームは頭によい? マルチタスクと思考力・記憶力を向上させると発表
米国カリフォルニア大学アーバイン校で研究を進めるGregory Dane Clemenson氏とCraig Stark氏は、同じゲームというジャンルでも、一般的な2Dゲームと、より複雑な3Dゲームによって、どのように脳に与える影響が変化するかの調査結果を発表。
(中略)
両氏は、これまでにゲームをプレイしたことがないユーザー層を対象とした調査も実施。参加者を、2DゲームのAngry Birdsを毎日30分プレイするグループ、3DゲームのSuper Mario 3D Worldを毎日30分プレイするグループ、引き続きゲームをまったくプレイしないグループの3つに分けます。10日間でテスト結果に変化が見られるかを調べたところ、3Dゲームのプレイグループは、明らかに記憶力や思考力が向上。しかしながら、2Dゲームのプレイグループと、まったくゲームをプレイしないグループは、一様に変化が見られなかったとされています。
『バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣 』(アスキー書籍)より引用
ワーキングメモリーを司る脳領域が前頭前野で重要な場所でもあります。ワーキングメモリーの能力を高めれば、考える力が増し、決断力も増します。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのロールプレイングゲームが楽しくワーキングメモリーを鍛えるのに役立ちます。またトランプの神経衰弱の遊びも有効だそうです。
バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣 (アスキー書籍)