ストレス社会の現代、多くのストレスにさらされて苦しんでいる社会人は大勢います。しかしストレスは脳や体を蝕み、うつ病をはじめとする病気を誘発します。最悪の事態を避けるためにも、ストレスから身を守る正しい方法を身につけましょう。
メンタルという言葉の幻想から抜け出そう
「メンタル = 精神・心」というイメージを持っている方は大勢いると思います。しかし、「精神」という抽象的な言葉に帰結してしまうと、最終的には「慣れ・経験」や「度胸」、「気の持ち方」といった抽象的な解決方法しか結びつきません。
結論から言ってしまうと、ストレスの強弱に関係しているのは脳です。特に脳内の神経伝達物質の関連性が大きいです。つまり脳をストレスに強くする栄養素を、サプリメントなどから摂取していけば、自然とストレスに強くなっていくのです。
またストレスに強くなると、免疫系も強くなります。免疫力を担う細胞の一つである「マクロファージ」はストレスにとても弱い細胞です。ストレスで脳がダメージを受けると、次第と身体にも響いてしまうので注意してください。
決して「精神論」に惑わされることが無いようにして、脳をストレスから守り、ストレスに強くしていきましょう。
脳をストレスから守る基礎栄養素
ストレスで脳がダメージを受けると、ストレスから脳や体を守るために防御反応が起こります。この防御反応によって、ビタミン・ミネラル等が体から失われていきます。こうした栄養素を失われたままにしておくと、脳がストレスによるダメージを直接受けてしまい、うつ病などの病気につながっていきます。
ストレスに脳が強くなるためには、ストレスで失われる栄養素を毎日とり続ける必要があります。仕事で疲れ果てて、インスタントなどの炭水化物メインの食事になったり、食事を抜いたりすることが多い方は要注意です。
ストレスからの防御反応に必要な栄養素
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
- カルシウム、マグネシウムをはじめとするミネラル類
おすすめサプリ
脳内の神経伝達物質のバランスを整える
脳内の神経伝達物質は、主にドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンと呼ばれるものです。ストレスなどにより、この神経伝達物質のバランスが崩れてしまうと、うつ病などの「心の病」と呼ばれるものにかかります。「メンタルが弱い = 神経伝達物質のバランスが崩れやすい」ということです。
上記のビタミン・ミネラルでストレスから脳を守っていても、この神経伝達物質のバランスが崩れていてはいけません。神経伝達物質の材料となるのはアミノ酸なので、良質なたんぱく質を摂取するようにしましょう。
そして、セロトニンやドーパミンの神経伝達物質の多くが腸で作られます。乳酸菌で腸を健康に保つことも、神経伝達物質のバランスを整えることにつながります。また、アーユルヴェーダなどのハーブの中にも神経伝達物質を増やすものがあるので、それらをサプリメントで摂取していきましょう。
神経伝達物質を増やす栄養素・ハーブ例
- タンパク質(アミノ酸)
- 乳酸菌
- アシュワガンダ、バコパなどのアーユルヴェーダハーブ
- 高麗人参 [ドーパミン中心]
- セントジョーンズワート [セロトニン中心]
おすすめプロテイン
飲みやすい大豆プロテイン 1kg 無添加(ボディウイング社)
まとめ
メンタルの強さは脳がいかにストレスに強いかということで、決して精神論ではありません。その上で、脳をストレスから守るためにビタミン・ミネラルを、そして脳内の神経伝達物質を増やすためにアミノ酸や乳酸菌、そしてアーユルヴェーダ ハーブなどのサプリメントを摂取していきましょう。